【楽天】古川、6回途中8K1失点で本拠今季初勝利!チーム連敗「3」でストップ

スポーツ報知
ホーム初白星を挙げた古川(中央右)はお立ち台で、「バ~ン!」の決めポーズで島内と喜んだ

◆日本生命セ・パ交流戦 楽天5―1中日(12日・楽天生命パーク)

 楽天は12日、中日戦(楽天生命)に快勝。連敗を3で止めた。先発した古川侑利投手(22)は6回途中3安打1失点、8奪三振と力投し、本拠地初勝利となる今季2勝目。プロ初勝利を挙げ、連敗を5で止めた5日の巨人戦(東京D)に続く連敗ストップ。自身のローテ定着へ大きく前進した。

 細かく冷たい雨も心地よかった。本拠地での初勝利。初のお立ち台に「チームの連敗を止められたのは喜ばしい。声援が力になったので、しっかり投げることができました。ありがとうございました!」と声を弾ませた。「声援がビジターより大きい。すごくうれしいですね」。プロ5年目での初体験に、素直に笑顔を見せた。

 初勝利がメンタルに好影響を与えている。140キロ台後半の高め直球に、外国人3人を並べた中日のクリーンアップも沈黙。3、5回とビシエド、モヤを連続三振に仕留めるなど、6回途中での降板ながら、8三振を奪った。6四球と制球には苦しんだが、最少失点でしのぎ、「ドタバタしても、引くことなく攻めることができている。自分のボールをしっかり投げることができた」とうなずいた。

 梨田昌孝監督(64)も「フラフラしていたけど、球に力があった」と評価した。「変化球でカウントが取れるようになった。右に抜ける球が多かったのが、次回への課題」と次を見据えた22歳。ドラフト4位からのたたき上げが、最下位に沈むチームに光をもたらしている。(山口 泰史)

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