【楽天】ディクソン先制打!トドメのアマ弾!本拠3連戦今季初勝ち越し

スポーツ報知
8回1死一塁、左越えに値千金の7号2ランを放ったアマダー

◆日本生命セ・パ交流戦 楽天4―0中日(14日・楽天生命パーク)

 楽天は14日、中日戦(楽天生命)に快勝し、本拠地では今季の3連戦で初のカード勝ち越しを決めた。来日初の4番に座ったオコエ・ディクソン外野手(28)が初回に先制打を放つと、ジャフェット・アマダー内野手(31)が2戦連発となるダメ押しの左越え7号2ラン。12日に1軍に再昇格したばかりの両助っ人が、不振の続く打線に勢いをもたらしている。

 内角に食い込んでくるボールを、アマダーは狙ったように打ち返した。放物線を描いた打球が、左翼席中段で弾む。1点リードのまま迎えた8回、1死一塁。好投を続けていた中日の先発・吉見のシュートをとらえた。試合を決定づけた7号2ラン。「なかなか点が取れず追加点が欲しいシチュエーション。集中して打席に入れた」と胸を張った。

 決めたのがアマダーなら、先制の一打はディクソンだ。初回、島内が二盗を決め、2死二塁とすると、外のスライダーを左前適時打。4番起用に応え、「得点圏だったので、打点を挙げることだけを考えていた。打順は特に気にしていない。ゲームに出られる喜びを感じて、チームを助けることを考えていた」と笑った。

 左膝痛が癒えたアマダー、状態が上がってきたディクソンと12日に再昇格した2人が、勝利を引き寄せた。梨田昌孝監督(64)も「(ディクソンは)まだまだ4番、9番と打順を変えないといけないけど、今日はね。アマダーの一発が大きかった」。低迷の最大の要因は不振の打線。ダブルの大砲が起爆剤となり、流れを変えていく。(山口 泰史)

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