【西武】山川「松坂さんの映像しか見ていなかった」カット対策万全も肩すかしで敗戦

スポーツ報知
4回途中、降板する榎田(左)からボールを受け取る山川

◆日本生命セ・パ交流戦 西武3―11中日(17日・メットライフドーム)

 かつてのエースに肩すかしを食らい、西武は藤嶋に白星を献上した。山川は「昨夜からミーティングまで、松坂さんの映像しか見ていなかった。仕方ないけど、先発が急に代わったのはプロで初めて」と戸惑いを隠せなかった。

 松坂対策は練っていた。亀井チーフスコアラーは「メジャーの投手みたい。カットボールが圧倒的に多い。左打者の外カットとか日本人が不慣れな球を投げている。高めは、抜けて浮き上がる」と指摘。「リニューアルした大輔とやってみたかった」と惜しんだ。

 試合開始7分前の先発変更。嶋打撃コーチは「(中日の)ブルペンに朝倉投手コーチが行ったので、(野手陣に)何かあるかもと伝えていたら、54番(の藤嶋)が投げ出して…」。藤嶋の中継ぎ投手としてのデータは用意していたが「先発での傾向と対策を考える余裕がなかった」。3万1382人の観客ともども、虚を突かれた形となった。

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