【日本ハム】劇的サヨナラで最速40勝!9回に驚異の粘り、大田押し出し四球

スポーツ報知
9回2死満塁、大田(33)が押し出し四球を選びサヨナラ。大喜びの中田(右)らナイン

◆日本ハム3x―2ソフトバンク(27日・那覇)

 栗山監督の弾んだ声が、劇的な幕切れを物語っていた。「本当に劇的。みんなで勝ちきるのがすごく意味がある」。2点を追う9回。驚異の粘りを見せた。1死からアルシアが2戦連発の6号ソロで口火を切ると、2死一、二塁から代打・田中賢が「なんとか後ろにつなぐ気持ちで」と同点の右前適時打。最後は2死満塁から大田がサヨナラ押し出し四球を選び、両リーグ最速で40勝に到達し、前半戦の勝率5割以上も確定した。

 地元での凱旋登板となった上原は、白星は逃したが5回1失点。石川直は9回をわずか7球で3者凡退に抑えて流れを変え、プロ初勝利をつかんだ。捕手の清水以外の野手を使い切って接戦を制し、首位・西武とは0・5差。28日は札幌への移動日で、首位浮上は最短で29日以降となるが「こういう勝ち方を生かしていきたい」と指揮官。16年以来の首位奪取へ向けて、最高の流れに乗った。(小島 和之)

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