【楽天】岸、古巣相手に7回0封で7連勝

スポーツ報知
西武の背番号11を引き継いだ今井(手前)の前で好投する岸(カメラ・川口 浩)

◆西武1―9楽天(30日・メットライフドーム)

 懐かしのユニホームに心を躍らせながら、岸は好投を見せた。古巣相手に7回3安打無失点。両リーグトップの防御率は1・80に。自身7連勝で8勝目を手にしたエースは「全体的に微妙だったけど、うまくいいところに行っていたので、ツイていた」と涼しい顔で振り返った。

 輝かしい栄光を胸にしまい、レオを封じた。この日西武が着用したユニホームは、岸が入団から2年間着用していた04~08年の復刻もの。巨人との日本シリーズでは完封から中2日でリリーフ登板。日本一に導きMVPに輝いた。「あのユニホームはやっぱりいいなと思いました」。楽天にFA移籍して2年目。ともに日本シリーズを戦った中村、栗山らも封じた。西武戦は2年間で3勝1敗、防御率1・86とめっぽう強い。

 そして西武の先発マウンドに立ったのは、かつて背負った「11」をつけた20歳の今井。すらっとした同じ180センチの右腕は“岸2世”を思わせる風貌だ。先輩として面目を保ち「今井君もいい球を投げていたので、けがせず頑張ってもらえたら」とエールを送った。

 首位・西武に2連勝。今カードが始まる前までは昨季8月以降、2勝19敗1分けと苦しめられてきた難敵に、2日連続で圧勝した。西武戦3連勝となれば、14年3月以来、4年ぶりとなる。(安藤 宏太)

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