【広島】ハンパない先発全員安打の15点でセ独走の貯金11

スポーツ報知
DeNAに大勝し、ハイタッチを交わす丸(中央)ら広島ナイン(カメラ・中島 傑)

◆DeNA1―15広島(1日・横浜)

 大量リードでも攻撃の手を緩めない。5点リードで迎えた4回、丸が平田の144キロの直球をうまくバットに乗せた。「風に助けられました。点差が開いた時こそ、みんな次の1点、1点とベンチで言っている」。風にも乗った14号ソロが左翼席最前列に届いた。

 神懸かっている。7回にも2死からの5連打に続き、左翼席への15号3ランで6点のビッグイニングを締めくくった。「2本目は特にいいスイングができた」。交流戦明けの9試合で早くも3度目の1試合2発。序盤は先発・浜口の乱調に助けられたが、チームは先発全員となる今季最多の19安打、15得点の猛攻を見せた。

 「投打ともに全員がいい活躍をしてくれて、暴れ回ったね。(丸は)逆方向に素晴らしい。いい打球を飛ばしているし、続けてほしい」。緒方監督は圧勝劇での連敗ストップにナインを褒めた。シーズン折り返しの72試合目で唯一、貯金生活の11と独走態勢だ。

 丸は前日(6月30日)の通算1000安打に浸ることなく、今季4度目の猛打賞。「嫌な負け方を2つしていたけど、先手を取って終始、ウチのペースで試合を進められた」と満足顔で振り返った。5割超の出塁率、6割超の長打率を誇るハンパない3番打者が強力打線を支えている。(表 洋介)

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