【オリックス】19歳、山本由伸が15戦連続ホールドポイント リーグ歴代3位

スポーツ報知
先発・金子の後を受けて8回から救援登板し1回無失点で4勝目を挙げた山本

◆オリックス4―2ロッテ(4日・京セラドーム)

 素早いベースカバーだった。9回2死一、二塁。増井は鈴木を一ゴロに仕留めると、猛ダッシュで一塁に走り、ウィニングボールのトスをつかんだ。無安打無失点で22セーブ。5月以降はわずか1失点のクローザーが締め、3位タイに浮上した。

 守護神につないだのが19歳の山本だ。球団では米田以来、62年ぶりに10代での球宴出場を決めた右腕。同点の8回にマウンドに上がり、最速151キロの速球を武器にわずか9球で3者凡退に抑えた。「流れを持ってこようと思っていた。先を見るのも大切だけど、1試合、1試合と思っている」。無傷の4勝目で15試合連続ホールドポイント(HP)。17試合のバリオス(ソフトバンク=現DeNA)、16試合のハーマン(楽天)に次ぎ、パ・リーグ歴代3位となった。

 監督通算200勝目(251敗9分)を手にした福良監督は「(山本)由伸と増井は信頼していますから」と言う。2年目の山本と日本ハムからFA移籍の増井が、Dバックスに移籍した平野の穴を埋め、リーグ屈指の救援陣を構築している。

 無失点も15試合連続とした山本は、連続HPの日本記録が中日・浅尾の25試合と知らされると「あっ中日の。格好いいですね」と屈託ない笑顔を浮かべた。(表 洋介)

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