【DeNA】戸柱、今季全6打点すべて巨人戦&東京ドーム「必死に食らいついた」

スポーツ報知
4回無死、戸柱が右越えに1号ソロを放つ(投手は山口俊)

◆巨人4―6DeNA(5日・東京ドーム)

 東京Dが青い声援に包まれた。DeNA・戸柱の振り抜いた打球は右翼席に消えた。同点の4回先頭で今季1号の勝ち越しソロ。「必死に食らいついていきました」。6月19日の楽天戦(横浜)以来のスタメン起用に応え、チーム2連勝&2カード連続の勝ち越しを呼び込んだ。

 今季は新人から3年連続で開幕マスクをかぶりながら、正捕手に定着できず。打率1割台で3度の2軍降格を味わった。4日の巨人戦(東京D)で9回に走者一掃の三塁打。ラミレス監督は「光山さん(バッテリーコーチ)から『昨日の展開でスタメンは戸柱がいい』と。それに乗った。モチベーションが勝った」と、してやったりの表情を浮かべた。

 敵地のドームが闘志をたぎらせる。戸柱は4月11日の同カードでも2点打を放っており、これで今季の6打点は、すべて巨人相手に東京Dで叩き出した。

 リードでも駒大の後輩・今永を引っ張った。試合前に「反省するのは終わってから。野球を楽しめ。相手に向かっていけ」と鼓舞。昨季チーム最多11勝の左腕を今季2勝目に導いた。「開幕からチームに迷惑をかけた。まだ全然、取り返せていない」と戸柱。逆襲の青い炎を燃やす。(山崎 智)

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