【ヤクルト】39年ぶり珍事!荷物届かず中止に

スポーツ報知
用具が届かず中止が決まったナゴヤドームで練習した(左から)石川、小川(右は小川監督)

◆中日―ヤクルト(6日・ナゴヤドーム)=中止=

 6日の中日・ヤクルト戦(ナゴヤD)は、ヤクルトの用具やユニホームが届かず中止となった。5日の広島戦(マツダ)が雨天中止後に出発したトラックが、豪雨の影響で球場に到着する見通しが立たなかったため。選手や関係者は5日中に移動済み。小川、石川は近隣で購入したTシャツやハーフパンツ、中日から借りたグラブで調整した。

 午後2時30分。球場入りするはずのヤクルトナインどころか、練習前にそろっているはずの用具が届かない。開門15分前の午後3時45分、中止が決定。主催の中日・西山球団代表は「午後5時45分までに運搬車が届けば、7時開始を検討していた。栗東インター手前の一般道でトラックが止まっていると聞いている。高速でも2時間以上かかるというので仕方ない」と説明した。

 トラックは5日午後7時頃に広島を出発したが、山陽自動車道の度重なる通行止めの影響で兵庫県内で高速を降り、京都東インターを目指したが、状況が改善せず立ち往生。6日午前2時に到着する予定が身動きが取れなくなった。79年7月13日の日本ハム―南海戦(後楽園)で大阪から南海の用具を運んだトラックがトンネル火災の影響で到着せず、中止にした例がある。

 ユニホームや用具がないため、練習は先発投手2人のみ。ジャケット姿で見守ったヤクルト・小川監督は「昨日からドライバーは運転しっぱなしで心配」と気遣った。7日は午後2時試合開始。一刻も早く荷物が届くことを願うしかない。

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