【西武】山川、連発22号「完璧です」自己最多にM1

スポーツ報知
2回無死、山川(右)が左中間へソロアーチを放ち、ナインが出迎える

◆楽天2―3西武(7日・楽天生命パーク)

 山川が完璧な弾丸ライナーで2打席連発アーチを放った。6月2日の阪神戦(メットライフ)以来、今季3度目の1試合2発。2打席連発は昨季、8月2日の楽天戦(メットライフ)で3打席連発を放って以来だ。

 まずは0―0の2回先頭。岸の真ん中に入った直球を左中間へと突き刺した。「完璧です」と自画自賛のアーチで先制点をもたらした。1点リードの4回先頭ではスライダーを低い弾道で同じ左中間へ22号。「入るかなーという感じだったけど入ってよかった」。昨季、記録した自身最多の23本塁打まであと1と迫った。

 前回の6月30日の同戦(メットライフ)では岸に3打数無安打に封じられたが、「岸さんの強い真っすぐを仕留めきれたのはよかった」とリベンジに成功だ。

 “雨後のタケノコ”ならぬ“雨後の山川”は、元気いっぱいだ。5日の日本ハム戦(函館)、6日の楽天戦(楽天生命)と2日連続雨天中止で中3日空いたが、プラスに捉えた。「外の練習だと(打球を)飛ばすことを考えてしまう。逆に3日間室内でバッティング練習をやれてフォームや形を確認できた」。今季、雨天中止の次試合はこの日を含め3度目だが、必ず本塁打を放つ。これで13打数6安打、5本塁打、11打点。“雨のち山川”が本領を発揮している。

 今季、多和田が先発した14試合中、7試合で本塁打を放っている山川。「たまたまっすよ」と笑うが同じ中部商高、富士大の先輩の援護弾は頼もしい。どんよりした曇り空だったが、主砲の一発がレオ軍団の気分を晴れ模様に変えていた。(小林 圭太)

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