【楽天】塩見、8回1失点粘投実らず
スポーツ報知

◆楽天3―4西武=延長11回=(8日、楽天生命パーク)
楽天は8日、延長11回までもつれた西武戦(楽天生命)を落とし、2連敗。借金は今季ワーストに並ぶ20となった。先発した塩見貴洋投手(29)は8回3安打1失点と好投。前回6月29日の西武戦(メットライフ)に続き、菊池雄星投手(27)との投げ合いで一歩も引かなかった。
しなやかなフォームから、テンポよくコーナーに投げ分けた。5回に2本のヒットで1点は奪われたが、「内はそんなにだったけど、外のコントロールがよかった。だから長打もなかった」。延長だけで3発を運んだ強力打線を、8回まで単打3本に抑え込んだ。
球界を代表する左腕との投げ合いにも、2戦続けて負けなかった。前回は7回2安打1失点で今季初勝利。2戦続けての好投に「手応えはありますけど、たった2試合。油断することなく、こういうピッチングを続けていきたい」と表情を引き締めた。
平石洋介監督代行(38)も「前回に続き本当に素晴らしかった。試合をつくってくれた」と高く評価。今季はへんとう炎による一時離脱などもあったが、ようやく本来の姿を見せ始めた左腕が、後半戦への起爆剤となる。(山口 泰史)