【オリックス】新外国人投手・ローチが入団会見「プレーオフいけるよう貢献したい」

スポーツ報知
オリックスの新外国人・ローチと長村球団本部長

 オリックスの新外国人、ドン・ローチ投手(28)=ホワイトソックス傘下3Aシャーロット=が12日、大阪・舞洲の合宿所「青濤館(せいとうかん)」で入団会見を行った。「できるだけ長いイニングを投げて、試合数をこなしたい。プレーオフにいけるように貢献したいね」と意気込んだ。

 メジャー通算3勝にとどまっているものの、今季は3Aで16試合に登板し、9勝2敗、防御率2・65と圧倒的な成績を残している。特に6月は無傷の5連勝で防御率0・98でインターナショナルリーグの月間MVPに選ばれた。

 長村球団本部長は「先発もリリーフもできるが、まずは先発として期待している。力でねじ伏せるのではなく、キレと多彩な緩急をつけて打たせて取るタイプ」と評価した。最速153キロの直球を軸に、カットボール、シンカー、カーブ、スプリットと様々な球種を操る。

 オリックス・ロメロ、DeNA・ウィーランドとは旧知の仲で来日前に連絡を取り合ったという。「2人とも、きっと日本が気に入るよと行ってくれた。自分の長所は一生懸命やること。勝利に貢献したいです」と静かに闘志を燃やしていた。

 ◆ドン・ローチ(Donn Roach)1989年12月14日、米ネバダ州生まれ。28歳。サザン・ネバダ大学から10年のドラフト3巡目(全体の115位)でエンゼルス入り。12年にパドレスに移籍。14年にメジャーデビュー。カブス、マリナーズなどを経て、16年オフに韓国のKTウィズ入り。昨季は4勝15敗で最多敗戦投手。今年2月にホワイトソックスとマイナー契約。年俸は今季終了までの3000万円。183センチ、88キロ。右投右打。

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