【西武】連夜の球宴MVP!第1戦は森、今夜は源田…ペナントレースの勢いそのまま

スポーツ報知
5回無死三塁、源田が先制の中前適時二塁打を放つ。捕手・小林 (カメラ・馬場 秀則)

◆マイナビオールスターゲーム2018第2戦 全セ1―5全パ(14日・熊本)

 全パが2試合連続2ケタ安打で連勝し、通算成績を84勝11分け78敗とした。全パは昨年から4連勝となった。最高選手賞(MVP)は、全パ先制打の大分出身・源田(西武)が獲得し、副賞の賞金300万円を手にした。

 西武のペナントレースの勢いは、球宴でも止まらなかった。13日の第1戦では、初回2死一、三塁で森が右翼ポール際に弾丸ライナーで3ランを突き刺し初のMVPをもぎ取った。「これは一生の思い出になると思う。賞金の使い道? 貯金です」と喜んでいた。

 一夜明けたこの日は源田だ。「森の体をいっぱい触ってきたんで、いい運気が来たと思います」5回に福岡の本拠を置くソフトバンク・松田が左越え二塁打で出塁し、左翼手・バレンティンが処理に手間取る間に一気に三塁へ進んだ。そして続く源田が中前適時二塁打を放って1点を先制。さらに甲斐が左前適時打を放って2点目を入れた。

 試合後のヒーローインタビューでMVPについて聞かれると「びっくりしています」。この日は地元・九州での球宴だっただけに「(名前入り)タオルを掲げてくれるお客さんもいますし、家族も来ていたので、いいところを見せられて良かったです」と喜んでいた。

 この日の球宴は、熊本地震からの復興支援としてリブワーク藤崎台球場で開催された。外野の芝生席には招待された野球少年約3000人がかけつけた。試合前には選手とフェンス越しにハイタッチをしたりして交流。ホームランダービーが始まると、グラブを片手に打球を追いかけて「記念球」をもらおうと走り回った。試合が始まると子どもたちは大きな声で声援を送り、オールスターのプレーに目を輝かせた。

 子どもたちへのメッセージについて聞かれると「お父さん、お母さんの言うことをちゃんと聞いて、ご飯をいっぱい食べて、野球がんばってください」と呼びかけていた。

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