【球宴】長崎出身の広島・大瀬良、オール直球で真っ向勝負「一生懸命頑張るだけ」

スポーツ報知
3回から登板した大瀬良は1イニングを投げ無失点

◆マイナビオールスターゲーム2018第2戦 全セ1―5全パ(14日・熊本)

 赤ヘル軍団の九州出身選手も、熊本での球宴で輝きを放った。初出場となった長崎出身の大瀬良は、3回から2番手で登板。「いけるところまでいきたい」と試合前に話していた通り、オール直球で真っ向勝負。1回を3者凡退と好投し「楽しく投げられました」と声を弾ませた。

 鹿児島出身の守護神・中崎は9回からマウンドに上がり、1安打を許したものの無失点に抑えた。両親が応援に訪れたなかでの力投に「九州で投げるということで力をもらえました」と声援に感謝の言葉を口にした。

 「西日本豪雨」は、本拠地の広島でも甚大な被害を出した。前半戦最後の阪神3連戦(マツダ)も開催をとりやめた。大瀬良は「何と言ったらいいか…。簡単には言葉にできない」と心を痛める一方、「今できることをしっかりやっていくしかない。僕らにできるのは一生懸命試合に向かって頑張るだけ」と前を向いた。この日の雄姿は、広島で懸命に復興に取り組む人たちにも届いたに違いない。

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