【広島】丸、15戦11発!“中7日”でも好調持続「被災した人の活力になれたらいい」

スポーツ報知
1回2死、丸が先制の右越えソロを放ち、敬礼をしながらホームイン(カメラ・馬場 秀則)

◆中日1―5広島(16日・ナゴヤドーム)

 ブランクを感じさせない圧巻の後半戦初スイングだった。初回2死。丸は2ボール1ストライクから吉見のスライダーを振り抜いた。「いい形でとらえることができた。先制点につながってよかった」。最近15試合で11本目となる先制の18号ソロが右翼席に吸い込まれた。

 西日本豪雨の影響で、前半戦最終カードだった9~11日の阪神戦(マツダ)は開催が中止された。中7日と長い球宴ブレイクとなったが、丸には関係なかった。「軽々しいことは言えないですけど、一生懸命やることで、被災した人の活力になれたらいい」。本塁打リーグトップの筒香らに1本差。首位打者争いだけでなく、本塁打キングのタイトルも視界に入ってきた。

 毎回の14安打で、今季最多の貯金12。試合前には募金活動を行って支援を呼びかけた緒方監督は「投手陣が1失点で粘り強く抑えてくれた。野手も1点1点と追加点も取って、しっかりいい攻撃ができた」と目を細めた。1勝5敗と苦手にしていたナゴヤDで白星発進。リーグ3連覇を狙う常勝カープが、被災地の希望となる。(表 洋介)

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