【楽天】塩見、無四球完投勝利!「完封したかったです」

スポーツ報知
完投で2勝目を挙げた塩見(右)は平石監督代行に迎えられる(カメラ・清水 武)

◆西武2―7楽天(20日、メットライフドーム)

 楽天・塩見貴洋投手(29)が、あと一歩で2012年以来6年ぶり2度目の完封を逃した。それでも強力西武打線を相手に無四球7安打2失点で6年ぶりの完投勝利。チームを今季最長に並ぶ4連勝に導いた左腕は「コントロールよく丁寧に投げられてよかった」とホッとしていた。

 最後の最後だけが悔やまれた。4回には打球を左手首付近に受け、ベンチ裏に一度は下がり内出血もあったが気合で続投。8回まではスコアボードに0を並べ続け88球と、スタミナにも余裕を持って9回を迎えた。だが、先頭の浅村の平凡なゴロを取り損ねて内野安打となると、後続にも2連打を浴びて2点を失った。今季2勝目を挙げた左腕も「投げ切れたことはよかったけど、あのゴロは取らないと話しにならない。そんなに甘くないですね。完封したかったです」と悔しさものぞかせた。

 平石監督代行も「最後だけはもったいなかったね。このチーム(西武)は、(強力打線で)いつ何が起こるか分からないチームなだけに素晴らしいピッチングだった」とたたえていた。

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