【阪神】陽川が金本ノックで復調弾

スポーツ報知
7回1死一塁、陽川が2ラン本塁打を放つ

◆DeNA7―11阪神(22日・横浜)

 阪神・陽川尚将内野手(27)が「金本ノック効果」でスランプを脱出した。2回1死の第2打席に21打席ぶりとなる左前安打。7回1死一塁では、7月初アーチとなる4号2ランを放ち、ベンチに凱旋すると、胸を両手でたたくゴリラパフォーマンス。「自分のタイミングで打てました。だいぶ楽になりました」と喜んだ。

 試合前には、金本監督が連日の内野ノックで左右に激しく振り、たっぷりと汗をかせた。前日のノック中に右手親指付近を裂傷し、「まだ痛い」と患部にテーピングを巻きながらの闘魂注入だった。「オレも調子の悪いときにアメリカンノックやダッシュをよくさせられた。なぜか理由は分からないけど、その後は不思議と打てた」と、自身も広島での現役時代に受けた愛のムチの再現だった。悩める大砲の復調のアシストに成功し、試合後は「だろ? あんまり関係ないけど、関係あることにしようよ」と上機嫌。試合前のコーチ会議ではスタメンを外した方がいいという意見もあったが、我慢の起用が吉と出た。

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