【中日】右手有鉤骨骨折のモヤ、今季中の復帰微妙も気丈に「前を向きたい」

スポーツ報知
右手有鉤骨を骨折したモヤ

 22日のヤクルト戦(神宮)で右手を痛め、23日に右手有鉤骨(ゆうこうこつ)骨折と診断された中日のスティーブン・モヤ外野手(26)が24日、ナゴヤ球場を訪れ、トレーナーらとリハビリの方針について意見を交わし、治療も受けた。近日中に骨片除去の手術を受ける見込みだが、今季中の復帰は微妙な状況だ。

 故障当日は、左手首痛で登録抹消されたアルモンテに代わり、6月26日のヤクルト戦(同)以来のスタメンに抜てきされていた。1、2打席目に連続本塁打を放つ活躍で期待に応えたが、4打席目にファウルした際、悪夢が待っていた。「チャンスが巡ってきたのに…。残念ですが、スタメン起用に応えてチームの助けになったと思っている。前を向きたい」と気丈に話した。

 16年4月に同様の骨折をした高橋の復帰が同年7月になった例があるように、おおむね戦列復帰には、3か月前後を要する。「早く回復する方法があるなら取り入れたいが、ことを拙速に運んで症状が悪化することだけは避けたい。結果としてシーズン最終盤でプレーできれば、それに越したことはない」と、じっくり完治を目指してリハビリに励む考えを示した。

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