【楽天】山下斐紹、プロ初アーチがサヨナラ2ラン「本当に今日は打ててよかった」

スポーツ報知
11回1死一塁、プロ初の右越えサヨナラ2ラン放った山下は祝福される

◆楽天10x―8日本ハム=延長11回=(24日・楽天生命パーク)

 楽天・山下斐紹(あやつぐ)捕手(25)が、同点の延長11回1死一塁で、プロ初アーチとなるサヨナラ2ランを放って5時間超の大熱戦を制した。

 打った瞬間分かる大飛球が右翼席中段に飛び込んでいった。プロ8年目にしてようやく飛び出た初アーチで試合を決めた山下は「本当に初ホームランがサヨナラになってうれしいです」と興奮冷めやらぬ様子でお立ち台のヒーローインタビューで声を張り上げた。

 習志野高から10年のドラフト1位でソフトバンクに入団。強打を武器に「城島2世」の期待をかけられたが、思うような結果を残す事が出来ず、昨季終了後、西田とのトレードで楽天に加入した。登録名も斐紹(あやつぐ)から山下に変更。西田は7月上旬に新天地で3試合連続本塁打を放つなど、存在感を示していたが、山下は思うような結果を残す事は出来ていなかった。

 「ホークスでは西田さんがホームランを打って、なんでこいつが来たのかとファンの方は思っていたかも知れないので、本当に今日は打ててよかった」

 ファームでは打撃力を生かすために一塁や三塁も守った。ソフトバンクでは同年の育成ドラフト6位で入団した甲斐が活躍し、悔しい思いもした。そんな中での一発に平石洋介監督代行(38)も「素晴らしいホームラン。見事な当たりだった。初ホームラン? そういうイメージはない。みんなの力が乗り移ったのかなと思う」と最大限の賛辞を送っていた。

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