【楽天】久保、今季初勝利!「やっぱり福岡は相性がいいのかも」

スポーツ報知
2番手で登板し今季初勝利をあげ、左翼スタンドの楽天ファンに笑顔で手を振る久保

◆ソフトバンク5―6楽天(27日・福岡ヤフオクドーム)

 プロ16年目の今季は育成契約からのスタートだった楽天の久保裕也投手(38)が、5月5日の支配下復帰から11試合目の登板で初勝利を挙げた。

 先発の塩見貴洋投手(29)が2点リードを追いつかれた直後の5回1死二塁で登板。落ち着いて後続を断つと、6回も2死二塁のピンチをしのぎ、1回3分の2を無失点。7回に代打・枡田慎太郎外野手(31)の押し出し四球で勝ち越し、白星の権利を手にした。

 右手血行障害のリハビリを乗り越えての1勝にも「(感慨は)特にないですね。チームが勝ったのが一番」とクールな反応だったが、地元・福岡での勝利に加え、母校の沖学園が24日に創部61年目で初の甲子園出場を決めたばかり。喜びの連続に「やっぱり福岡は相性がいいのかも」と笑顔を見せた。

 チームは後半戦8勝1敗で、7月の月間勝ち越しも決定。百戦錬磨のベテランは「野手が取ってくれた点を投手陣みんなで守る。こういう戦いを続ければ、優勝争いに食い込むところまでいけるんじゃないかと思う」と、最大借金20の最下位からの超V字回復を予告した。

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