【楽天】辛島2か月ぶりの勝利ならず 完封負けで連勝ストップ

スポーツ報知
5回、上林に四球を与え1死満塁となった場面で降板した辛島(左)

◆ソフトバンク4―0楽天(29日・福岡ヤフオクドーム)

 楽天の先発・辛島航投手(27)が、5回途中4失点で今季8敗目。5月25日のソフトバンク戦(ヤフオクD)以来の4勝目を手にすることはできなかった。

 チームは今季2度目の4連勝中。「連勝は意識はしなかった」という左腕は、1、2回を無失点で切り抜けたが、3回2死二塁で内川に高めのスライダーを左翼線に運ばれ先制点を許した。さらに5回には1死一、三塁で上林に四球を与え、満塁で再び内川という場面で、平石洋介監督代行(38)が「内川にはタイミングが合っている感じがしたから」と、久保裕也投手(38)への継投を選択、辛島は73球でマウンドを降りた。結局、久保は内川、中村晃に適時打を許し、この回決定的な3点を追加された。

 「調子は悪くなかったが、チームにいい流れを持ってこれなくて申しわけない」と語った辛島。前回22日の西武戦(メットライフ)も、自身に黒星はつかなかったがチームの連勝が5でストップしただけに、「勝てば勢いが出るって試合で負けてしまう。そういうところで勝てる投手になりたい」と、悔しさをのぞかせた。

 4連勝中は1試合平均7・7得点と活発だった打線も、この日は武田の前に二塁も踏めず3安打完封負け。平石監督代行は「武田の滑るまっすぐに対応できなかった。きょうは完敗です」と、連勝ストップに厳しい表情だった。

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