【阪神】金本監督、真夏の逆襲へ日替わりセットアッパー

スポーツ報知
阪神・藤川

 阪神・金本知憲監督(50)が30日、日替わりセットアッパーを駆使しての「真夏の逆襲」を宣言した。長期ロードのスタートとなる神宮でのヤクルト戦を1勝1敗で終え、名古屋へ移動。「9月に(広島と)勝負できるように。両方(8、9月)勝負なんですから我々は」と、8月からの猛チャージを意気込んだ。

 チームは借金6の5位に低迷しているが、13年ぶりのリーグ制覇を全くあきらめていない。浮上のカギを握るのは、ブルペンを支える39歳の能見、38歳の藤川のベテランコンビをバテさせないこと。そのため指揮官は「パターン的には桑原、球児、能見の3人でグルグル回す感じ。固定にこだわることはない」と、守護神・ドリスへのつなぎ方をあえて決めず、登板間隔と相手の相性を見ながらの起用で接戦をものにしていく考えだ。

 昨季は8月以降に29勝19敗4分けと貯金を積み上げた。ビジター勝率はリーグ1位で、長期ロードも5年連続勝ち越し中。甲子園を離れた戦いで借金を返済していく。(島尾 浩一郎)

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