【ロッテ】井上、4番の意地打!完封負け阻止「向かっていく姿を出した」

スポーツ報知

◆日本ハム14―1ロッテ(31日・釧路市民)

 ロッテ・井上晴哉内野手(29)が、4打数3安打1打点の活躍。9回1死三塁での適時打で完封負けを阻止した。

 先発の石川が初回に10失点。チームのムードは最悪だったが、鳥越ヘッドコーチのひと言が4番に火を付けた。「鳥越さんにも言われましたけど、『4番という姿はどんな状況であれ、立ち向かう姿を見せろ』と発破をかけられた」。2回の第1打席で右前打を放つなど最後まで決死の覚悟でバットを振った。

 「普段通り、投手に向かっていく姿を出した。この点差だったのでせめて、4番として出来ることを考えた。ひと言声を掛けてもらえたことで下を向くことなく前を向けた」と語った。

 7月最後の試合を猛打賞で締めた主砲は打率4割、7本塁打、23打点で初の月間MVPも視界に捉えた。チームでも中村を抜いた打率トップの2割9分9厘まで浮上した井上は「あとは他力本願です」。最後は笑顔で帰りのバスに乗り込んだ。

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