【楽天】則本、6回8安打4失点「調子自体は悪くなかったです」

スポーツ報知
6回2死二、三塁、西野に逆転の中越え2点適時三塁打を許し、天を仰ぐ則本

◆オリックス―楽天(31日、京セラドーム大阪)

 先発した楽天・則本昂大投手(27)が6回8安打4失点で降板した。1点リードの6回に西野、安達に連続適時打を浴びて逆転を許した。

 完全復活まであと一歩だった。後半戦2試合の登板は、右肘の不安から投球数はいずれも100球以下で、セットポジションからの投球で代名詞とも言える150キロ台の剛速球は影を潜め、140キロ台前半の直球がほとんど。だが、この日は初回からワインドアップを解禁して、152キロを計測するなど、“通常運転”で腕を振った。

 4回まではほぼ完璧な投球。浴びたのは2安打だけで最速は153キロをマークした。だが2点リードの5回に2死からヒットと死球で一、二塁のピンチを迎えると大城に中前適時打を献上。さらに6回には2死二、三塁から西野に2点適時三塁打、安達に適時二塁打を浴びて逆転を許した。

 投球数は後半戦初めてで3試合ぶりに100球を超える、115球。降板後はベンチで悔しさをにじませた右腕は「調子自体は悪くなかったです。でも、あそこ(6回)で粘れないと駄目ですね。それ以外何もありません」と反省しきりだった。

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