【ロッテ】石川、大炎上 32年ぶりの1イニング11被安打

スポーツ報知
初回に日本ハム打線に捕まるロッテ先発の石川(右は田村)(カメラ・池内 雅彦)

◆日本ハム14―1ロッテ(31日・釧路)

 目を覆いたくなるような光景だった。石川が初回に大炎上した。

 先頭の西川、松本に連打を許し、1死一、二塁から中田、レアード、アルシアに3連打を浴びて2点を献上。さらに渡辺に死球を与えると、石川からさらに6連打で8失点し、1回持たずKOされ「序盤に試合を壊してしまった」。1イニング11被安打は1986年6月3日の広島―大洋戦(横浜)の9回に大洋の高橋一彦が記録して以来32年ぶり。不名誉なパ・リーグ記録となった。

 前回24日のソフトバンク戦(京セラD)では「右肩の蓄積疲労」により2回で降板。2戦連続の早期降板に「(問題は)肩じゃないかと思いますけど、まだ分からない。痛みはない。フォームなのか、何なのか問題がどこかを早く見つけないといけない」と声を落とした。試合後、出場選手登録の抹消が決まった。

 打線は9回に1点を返すのがやっと。被安打18、14失点はともに今季最悪で18日以来の借金1。西武が勝利したため、90戦目にして自力Vが消滅した。右翼ポール際には数多くのロッテファンが試合終了まで声を枯らして声援を送った。あまりにも寂しい“釧路の惨劇”だった。(長井 毅)

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