【中日】辛口な森監督もうなずいた大島犠飛での京田好走塁 3連勝で7月締め

スポーツ報知
3回1死満塁、センターへ2ラン犠飛を放った大島がお立ち台で笑顔を見せる (カメラ・豊田 秀一)

◆中日7―2阪神(31日・ナゴヤドーム)

 スキのない中日・京田の走塁が、極めて珍しい「2ラン犠飛」を生んだ。3回、同点に追い付き、なお1死満塁。大島の打球を、中堅の俊介は背走キャッチして1回転。膝をついたままの送球のため、ツーバウンドで中継の糸原へ。すかさず腕を回した奈良原三塁コーチの指示通り、背番号51が本塁にすべり込んだ。

 「最初から(本塁へ)行く気でした。打球が不規則で(捕球)体勢も悪かった。2ラン犠飛の経験? 多分ない」と京田は涼しい顔。「当然、京田ならかえってきてくれるかなと。まあ珍しいプレーでしたね」といつもは辛口な森監督もうなずいた。珍プレーは13年9月14日の西武―ロッテ戦(西武D)以来5年ぶりだ。

 7月27日の巨人戦(東京D)で山口俊にノーヒットノーランを食らって以降、3連勝で7月を締めた。1日は松坂が復帰先発。左手首痛だったアルモンテも昇格が決まるなど、最下位で苦しむ中日に少しずつ勢いが出てきた。(嶋田 直人)

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