【楽天】久保が元チームメート村田修一を気遣い連絡できず

スポーツ報知

 前巨人で、ルートイン独立リーグ・栃木ゴールデンブレーブス(BC栃木)の村田修一内野手(37)が1日、栃木・小山市内で会見を行った。NPBの登録期限である7月31日を過ぎても、復帰は叶わず、来季は現状でNPB復帰を目指さないという意向を示した。

 楽天・久保裕也投手(38)は、村田と同学年で「松坂世代」の1人。高校時代から同じ福岡県内でしのぎを削り、02年の8月にはイタリアで行われた第1回世界大学野球選手権大会の日本代表でチームメートになった。さらには、村田がFA移籍してからの12年から4年間は巨人でも同じユニホームを着た。この日会見をした村田に対して久保は「諦めずに違う場所で復帰を目指して頑張る姿は励みになっていたので、残念ですね。できたらまた一緒にプレーできたらよかった」と胸の内を明かした。

 久保も15年から巨人、DeNA、楽天と3年連続で戦力外通告を受けた。今季は育成契約でシーズンをスタートさせたが、5月に支配下登録。所属がなかなか決まらないもどかしさ、つらさを身をもって分かっているからこそ、連絡を控える気遣いもしてきた。

 「ぼくもそういう立場になったことがあるからもどかしさもよく分かる。『そうすんの?』っていろんな人に対応するのがストレスになったことも僕の場合はあった。だから極力連絡はしないようにしていた」

 長年同学年で付き合いがあるからこその配慮だった。「すごく男気があるし、後輩からも慕われていますからね」とその人望を証言していた。

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