【楽天】田中、球団日本人初の両打席本塁打! 小1から両打ち、自然に打てるのは…

スポーツ報知
両打席アーチを記録した田中 3回1死、田中が右打席で中越えソロ(右)8回無死、左打席で右越えソロを放つ

◆オリックス2―4楽天=延長12回=(1日・京セラドーム大阪)

 1点を追う8回。先頭の田中は、初球を右翼席最前列へ運んだ。3回の10号ソロに続くこの日2発目は同点弾。自身初の1試合2本塁打で逆転勝ちにつなげ「チームが勝ててよかった」とうなずいた。

 1本目は右打席でバックスクリーンへ、2発目は左打席でのアーチ。両打席本塁打は10年5月18日のオリックス・赤田以来パ・リーグ14人目、34度目(セ4人、7度)の記録だ。「プロに入るときに1度はやってみたいと思っていたのでよかった」。楽天ではセギノール以来2人目で、日本人初の快挙。自身初の2ケタ本塁打のおまけ付きだ。

 小学1年で野球を始めた頃から両打ち。「右と左は全く別物」。自然に打てるのは右で考えて打つのが左。「右利きで、効き目も右だからだと思うけど、右は考えずに体が反応する感じ」と解説する。だからシーズン中は左打ちの練習に70%ほどを費やす。ここまで左が6発で右が5発。バランスの良さも努力の証しだ。

 チームは後半戦、11勝2敗。パ全5球団から5カード連続勝ち越しとなった。5位オリックスとは2・5差。4月から始まった最下位生活も終わりが見えてきた。(安藤 宏太)

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