【楽天】枡田12回2死から決勝適時打で5位と2・5差に

スポーツ報知

◆オリックス2―4楽天(1日、京セラドーム大阪)=延長12回=

 パ・リーグ最下位の楽天は、同点だった延長12回の2死一、二塁から枡田が決勝の勝ち越し2点適時二塁打を放って、接戦を制した。

 凡退すれば勝ちがなくなる場面で、値千金の一打が出た。8回から途中出場した枡田が、左中間を破る決勝の2点適時二塁打。フルカウントからの6球目、吉田一のフォークを捉えた。「(吉田一は)フォークがいいピッチャー。その前(5球目)にフォークが来たので、フォーク来い、来いと思っていた」と枡田。プロ13年目。ベテランの域に入った31歳が試合を決めた。

 同点の8回に2死一、三塁でアマダーの代打で打席に立ったが中飛で勝ち越しのチャンスに倒れた。12回は2死走者なしから今江、銀次がヒットでつないで回ってきた打席。「失礼かもしれないですけど、今江さんと銀次が(塁に)出るとは予想もしなかった。だけど回ってくる予感もした」。2夜連続の4時間ゲームとなった大接戦のヒーローの座を奪い取り「試合を決めれてホッとしています」と笑顔を見せた。

 平石監督代行が就任した6月17日に今季初めて1軍に昇格。代打の切り札として大きな期待を寄せる指揮官も「練習からいい状態でやっている。素晴らしいバッティングだった」とたたえていた。

 後半戦は11勝2敗。パ全球団から5カード連続で勝ち越した。5位・オリックスとは2・5ゲーム差。最下位脱出への光が見えてきた。

野球

×