【楽天】久保、巨人時代の11年以来7年ぶりセーブ

スポーツ報知

◆オリックス2―4楽天(1日、京セラドーム大阪)=延長12回=

 楽天・久保裕也投手(38)が、2点リードの延長12回に5番手で登板。無失点で試合を締めくくって、巨人に所属していた2011年以来7年ぶりのセーブを挙げた。今季は育成契約からスタートし、5月に支配下登録をつかみ取ったベテランは「セーブ? そんなことはどうでもいい。勝ててよかった」と興奮気味に笑顔で話した。

 延長に入った際、先攻のチームは、勝ち越してから守護神を投入するのが一般的。だが、この試合では11回にマレーロ、吉田正に打順が回ることからハーマンを投入。12回表に枡田のタイムリーで勝ち越したことで、久保に出番が回ってきた。接戦が多くブルペン陣はフル回転だが久保は、「ここ何試合か僕が『同点までなら行くよ』と言われて肩を作っていると、味方が点を取って投げられないというパターンが多かった」と笑う。この日も午後10時頃のマウンドだったが、しっかりとゲームを締めくくった。

 味方の声にも助けられた。先頭の白崎に二塁打を浴びて「ヤバイと思った」と言うが、三塁を守る今江が何度も声をかけてくれたという。「みんなが取ってくれた点だし、今江が『いつも通りじゃないから、なんとか切り抜けましょう』って言ってくれた」と久保。11年には巨人で20セーブを挙げた経験もあるが、「いっぱいいっぱいのセーブでした」と自虐的に笑っていた。

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