【阪神】最下位転落&自力V消滅 金本監督「関係ない、そんなの」

スポーツ報知
7回、厳しい表情でベンチ奥へ向かう金本監督

◆中日8―5阪神(1日・ナゴヤドーム)

 屈辱まみれの黒星となった。チャンスで打てず、投手陣の乱調、走塁ミス、守備の乱れ。「集中力を欠いているわけではないでしょうけど、負の流れにのまれている気がします。それを我々が何とかしないと、変えていかないといけないんだけど」と金本監督。負けるべくして、最下位転落と同時に自力Vが消滅した。

 松坂をまたも攻略しきれなかった。1点を追う3回無死二、三塁ではロサリオが二飛に倒れるなど、追加点を奪えず。指揮官は「う~ん、(制球も乱れて)もらったチャンスやけどね。3回の攻撃がすべてじゃないですかね、やっぱり。最低でも同点に? もちろん、誰もが(思う)」と悔しがった。松坂の勝ち星の半分にあたる2勝目を献上。6回から交代するにもかかわらず、5回裏の先頭では打席に立たれるなど、好き放題されてしまった。

 今季ワーストの借金8で自力V消滅。3点ビハインドの8回は、39歳の能見が志願で登板する場面があった。「意地というか。アピールしたかったんじゃないですか、メッセージというか」と金本監督。6月24日以来の単独最下位については「関係ない、そんなの。何試合残ってるの」と語気を強めた。56試合を残し、2位とは2・5ゲーム差。まだ下を向くときではない。(島尾 浩一郎)

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