【楽天】9回2死からタナモギコンビが決めた、後半戦8度目の逆転勝ち

スポーツ報知

◆オリックス2―3楽天(2日、京セラドーム大阪)

 パ・リーグ最下位の楽天は、1点を追う土壇場の9回2死から田中、茂木の「タナモギコンビ」の連続適時打で逆転した。

 1―2の9回、オリックスのマウンドには守護神・増井。2死二塁と追い込まれてからが好調楽天の見せ場だった。凡退すればゲームセットという場面で田中和基外野手(23)は「相手のピッチャーがいいので、開き直って結果を気にせず打席には入れた」と振り返る。カウント2ボール1ストライクからの4球目。真ん中に甘く入ったフォークを引っ張り、右翼線への適時三塁打を放った。「フォークが浮いてくればいいなと思っていた。いつもは転がせばいいと思っているけど、外野が前進だったのでちょっと打球を上げて頭を越えようと思った」。試合を振り出しに戻した。

 そして茂木栄五郎内野手(24)も続いた。カウント1―1から増井の直球をはじき返して勝ち越しの中前適時打。1学年後輩の同点打に続き「田中が負けてる場面で同点にしてくれたので、流れに乗って打てたと思います」とうなずいた。平石監督代行も「田中が打って、茂木がどう考えたか分からないけど、よく逃さずに打ってくれた」とたたえていた。

野球

×