【西武】雄星救った!救援陣で粘り勝ち

スポーツ報知

◆西武4―3日本ハム(3日・メットライフドーム)

 大事な首位攻防戦のカード頭を幸運な形で制した。7回に相手の失策が絡み逆転。その1点差を守りきった辻監督は「どういう形でも勝利できたのは大きい。劣勢だったが選手たちの粘りは素晴らしかった」と笑顔を見せた。

 首位を走るが試合前までの防御率4・48は12球団でワースト。ここまで救援陣の不安定さが目立っていたが、この日は躍動した。先発したエース・菊池の後を受けた同学年の2番手・平井は打者4人をパーフェクトに抑え、勝ち投手に。「いつも雄星には助けてもらってるので、たまには助けさせてもらわないと」とニヤリと笑った。9回からマウンドに上がったヒースも3者連続三振に切り、移籍後、初セーブ。「チームが勝てたのでよかった」と白い歯を見せた。

 菊池は7回途中を8安打3失点と粘投を見せたが勝ち星はつかず。6月22日のロッテ戦(ZOZO)で8勝目を挙げて以来、白星から遠ざかっており、「相手も上沢投手で1点もやれないプレッシャーの中、粘り強く投げようと思った。悔しい気持ちはあるが仕方ない」と下を向いた。

 指揮官は「(雄星は)次にぶつけてくれればいい。今日はやっぱり平井でしょうね。素晴らしい投球でした」と褒めたたえた。(小林 圭太)

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