【日本ハム】中田、19号2ランで西武・山川に並ぶリーグトップタイの81打点

スポーツ報知
5回1死3塁、左中間に2ラン本塁打を放った中田

◆西武3―6日本ハム(4日・メットライフドーム)

 祈るような気持ちで、中田は打球の行方を見つめた。2点リードの5回1死三塁。真ん中高めに甘く入ったウルフのカーブを見逃さなかった。高々と舞い上がった打球は西武ファンで青く染まった左中間スタンドへ着弾。自身10試合ぶりの19号2ランだ。「打った瞬間は入るとは思わなかったけど、よくスタンドまで届いてくれた。甘い球を逃さず打てた」。貴重な追加点で、勝利をグッと引き寄せた。

 1点リードの3回2死一、三塁では左翼線への適時二塁打を放ち、2安打3打点。今季81打点として、打点トップの西武・山川に並んだ。最近10試合では、7月31日のロッテ戦(釧路)での5打点などをはじめに16打点を荒稼ぎして、一気にトップに並んだ。打点王に輝いた16年の自己最多110打点を上回る、123打点ペースで快音を重ねる主砲は「これからまだ何十試合もある。気を抜かずにやっていきたい」と表情を引き締めた。

 西武とは再び2・5差。今カードでの首位浮上はないが、5日はカード勝ち越しを決めて一つでも差を詰めたいところだ。中田は「明日も気を抜かず、勝ちにいく姿勢を見せてやっていきたい」とナインの思いを代弁した。(小島 和之)

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