【広島】緒方監督が通算300勝 521試合目達成は球団最速、プロ野球7番目スピード記録

スポーツ報知
大瀬良(右)ら選手を迎える緒方監督

◆DeNA2―4広島(4日・横浜)

 就任4年目の広島・緒方監督が、球団6人目の通算300勝に到達した。521試合目での達成は、球団最速、プロ野球7番目のスピードだ。「選手の頑張り、コーチやスタッフ、何よりファンの後押しがあって積み上げられた数字」と感謝した。

 打線にメスを入れた。代名詞でもある1~3番の「タナキクマル」を“解体”。前日まで打率2割3分6厘と不振が続いていた菊池を2番から8番に下げた。下位打線を打つのは、2016年10月1日のヤクルト戦の7番以来。緒方監督は「8番で制限なくスイングできると思う」と意図を説明した。

 その菊池が、変わらず存在感を発揮した。2点リードの2回無死二塁、粘った末の9球目を左前へ。さらに、大瀬良の犠打で二塁に進み、センター前にぽとりと落ちる田中の安打に快足を飛ばして生還。「とにかく必死にいきました。何番であろうとやるべきことは変わらない」。意地が詰まったタイムリーと好走塁だった。不動の3番・丸は初回、右翼へ先制2ラン。2試合連続弾は自己新の24号となり「自分のポイントまで呼び込んで打てている」と納得の表情で振り返った。

 オーダー変更も的中し、連敗は2でストップ。7日の最短マジック点灯へ、着実に歩みを進めた。(種村 亮)

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