東京五輪中、NPB公式戦中断期間に遠隔地で練習試合

スポーツ報知

 2020年の東京五輪中にプロ野球の公式戦が中断されることに伴い、各球団が中断期間に遠隔地で練習試合を実施するプランがあることが6日、分かった。実現すれば、夏場に1軍同士が公式戦以外で対戦するのは異例のケースとなる。

 20年シーズンはソフトボールが開幕する7月22日から五輪が閉幕する8月9日まで公式戦を中断する予定。この日は都内で理事会と実行委員会が行われ、開幕を早めてシーズン終了を遅らせることで例年通り143試合を実施する方向で年内に日程を作成する見通しとなった。

 一方、中断期間はシーズン真っただ中のため、五輪に出場しない選手の調整は難しくなる。日本野球機構(NPB)の井原事務局長は「コンディション維持は大変。しっかり考えないといけない」と話した。公式戦中断中に行う実戦の日程や球場、対戦カードなども今後、検討していくが、開催地は西日本を想定している。巨人、ソフトバンク、オリックスがキャンプを実施している宮崎などが候補に挙がりそうだ。

 ◇理事会と実行委の主な審議・確認事項

 ▽西日本豪雨の被災地支援のため、NPBは日本赤十字社を通じて義援金1000万円を寄付

 ▽今秋ドラフトから育成ドラフトの対象に専門学校の選手を追加

 ▽7月までにFA権の資格取得条件を満たした選手に対し、球団が8月15日までに本人へFAランク(A~C)を通知する

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