【日本ハム】加藤が中継ぎ配置転換に応え好リリーフも…鉄腕・宮西先輩が愛のイジリ
スポーツ報知

◆日本ハム2―1楽天(8日・札幌ドーム)
1点差のしびれる展開で加藤貴之投手(26)がしっかりと仕事をした。6回無死一塁から、今季2度目の救援のマウンドへ。銀次に右前打を許したものの、ここから本領発揮。続くウィーラーを左飛に仕留めると、山下を三ゴロ併殺打に仕留めピンチを脱出。16年以来2年ぶりのホールドも記録した。
今季はローテの一員として13試合に先発してきた。だが終盤戦に向けたブルペン整備により、中継ぎに配置転換。「リリーフは全部難しい。本当に全力で投げることしかないので」。慣れない途中からのマウンドでも持ち味を十分に発揮した。栗山監督は「信頼できる投手に1人、長いイニングを手伝ってほしかった。今日は加藤のおかげだね」と左腕を褒めたたえた。
だが一方で、厳しい言葉も飛んできた。帰宅する際、記者に取材を受ける姿を見た日本ハムの誇る鉄腕リリーバー・宮西が、すれ違いざまにチクリ。「加藤、そんないい投球した?(笑い)」。通算280ホールドを誇る大先輩の愛のムチ。さすがの加藤も、苦笑いするしかなかった。