「カウント誤認」の審判団にNPBが厳重注意

スポーツ報知
広島・鈴木が9日の中日戦の3回1死、3ボール2ストライクからの8球目を見逃し、本来なら四球だが気づかずにそのまま打席に。その後ニゴロで凡退した(捕手・松井雅) 

 NPBの斉藤惇コミッショナーは10日、前日9日の広島―中日戦(マツダ)で、ボールカウントを間違えて四球の宣告をしなかった球審の津川力(45)、塁審の森健次郎(54)、嶋田哲也(51)、名幸一明(49)、控え審判の橋本信治(45)各審判員に対して、厳重注意の制裁を科した。

 また、NPBの井原敦事務局長は、四球のはずだった広島・鈴木が、その後二ゴロに倒れた当該プレーについて、「野球規則8・02(b)の(注2)に則り、記録の変更はしない」との見解を示した。

 NPBでは6月22日のオリックス―ソフトバンク戦(ほっと神戸)での本塁打判定を巡る“誤審”など、審判員によるトラブルが相次いだことから、13日に都内で審判員を集めて注意喚起を行うことを決めた。

 ※公認野球規則8・02(b)の(注2)「審判員が、規則に反した裁定を下したにもかかわらず、アピールもなく、定められた期間が過ぎてしまったあとでは、たとえ審判員が、その誤りに気づいても、その裁定を訂正することはできない」

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