【西武】山川、セパ最速30号「これからも打っていきたい」

スポーツ報知
4回無死、山川が左越えソロを放つ

◆楽天3―7西武(10日・楽天生命パーク)

 先輩の大記録を呼び込んだ。2点を追う4回。先頭の山川は塩見の初球に狙い定め、振り抜いた。102キロのカーブに反応。自身初で、両リーグ最速の30号を左翼席ポール際に運び「打てるだけこれからも打っていきたい」と、うなずいた。

 そしてこの一発に触発されるようにして、同じ回に中村が6試合連続の逆転2ラン。西武の主砲として憧れる男と2試合連続のアベックアーチで試合をひっくり返した。今季はここまでチームを引っ張ってきた山川だが「中村さんはすごい。えげつないっすね。6試合連続なんて普通打てないですよ」と改めて先輩スラッガーの偉大さを目の当たりにした。

 今季はここまで全98試合で4番に座る山川。首位を走る18年の4番としてのプライドはある。「今年はこの形で来ている。最後まで4番を守れるようにしたい。結果を残せば4番にいられると思う。そういう戦いもしたいと思います」。チーム内で切磋琢磨(せっさたくま)しながら、高め合う。だから西武は、強い。(安藤 宏太)

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