【オリックス】西「一人一人」7回1失点6勝

スポーツ報知
7回1失点で6勝目を挙げた西(左)は宮崎とお立ち台で笑顔

◆オリックス2―1ロッテ(10日・京セラドーム大阪)

 最後の力を振り絞った。1点差に詰め寄られ、なおも7回2死二塁。オリックス・西はスライダーで藤岡を左飛に抑えた。「苦しい投球が続いていたし、迷惑をかけた。一人一人と思って投げた」。7回1失点で6月29日の日本ハム戦(札幌D)以来の6勝目。7奪三振で自身の連敗も4で止めた。

 9日には親戚筋に当たる創志学園の西純矢投手(2年)が、甲子園で16三振の快投を披露し、来秋のドラフト1位候補に急浮上した。「実はおじいちゃんが9人兄弟だったんです。今、おやじが家系図を調べています」。面識はないが「一度、甲子園に見にいきたい」と親近感を感じている。

 チームは11カードぶりのカード初戦白星で4位・ロッテと1・5ゲーム差。福良監督は「本来の粘りの投球だった」と開幕右腕をたたえた。「何とか勝ちがついたし、自分らしく、楽しく頑張っていきたい」。球児のようにハツラツとした西が戻ってきた。(表 洋介)

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