【ヤクルト】山田、単独キング28号「今日は仕事ができました」

スポーツ報知

◆中日7―8ヤクルト(11日・ナゴヤドーム)

 最後まで雰囲気が漂っていた。8回2死走者なしから1点差に迫ってなお二、三塁。山田哲が右前へ逆転の2点適時打を運んだ。初回にリーグ単独トップに立つ先制28号を放ち、1点を追う7回は同点適時打。面白いようにひとりで試合を動かし、再逆転でルーズベルトゲームを制した。

 今季3度目の4安打で4打点。「最後まで集中してやった結果。今日は仕事ができました」。10日の同カードは二塁さえ踏めず完敗。「打ち勝つ野球をやろう」と試合前に確認した通り、球団ワーストの96敗を喫した昨季はなかった粘り強さを体現した。

 1年前は自身も不本意な成績に終わり、継続の難しさを痛感。目指したのは「とにかく誰もが認める数字」。97試合目で17年を上回る46勝を挙げ、昨季から続くナゴヤDでの連敗も8で止めた。打率3割1分9厘、26盗塁。3度目のトリプルスリーはいよいよ現実的だ。(田島 正登)

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