【ヤクルト】バレンティン、9回逆転Vの28号2ラン 山田に並んだ

スポーツ報知

◆中日1―3ヤクルト(12日・ナゴヤドーム)

 絶好球を見逃すはずがない。1点を先制された直後の9回無死一塁。バレンティンが高めへの直球を強振すると、文句なしの打球は左翼スタンドに一直線に飛び込んだ。逆転の28号2ラン。「このシリーズはいい働きができていなかったので、本塁打しかないと思っていた」と胸を張った。

 リーグトップに並ぶ一発をアシストしたのは、タイトルを争う山田哲だ。初球から二盗を試みるケースが多いため、刺すために鈴木博が直球を選択すると想定。「あえて走らないで、初球から打っていいよと話していた」。最強タッグの読み勝ちだった。

 来日中の家族が名古屋遠征に帯同。前夜は焼き肉で団らんし、表情は明るい。「チームにいい結果をもたらせたので、これを続けたい」。この日は先発の石川が7回まで完全投球。打線は8回無得点で白星を添えられなかったが、4番の意地で大きな勝利をもぎ取った。(田島 正登)

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