【阪神】馬場、4失点で初黒星、チーム4位転落…金本監督「ちょっと無理でしょうね」

スポーツ報知
3回2死一、二塁、嶺井に右前適時打を打たれ肩を落とす先発の馬場

◆DeNA12―5阪神(12日・横浜)

 送り出す投手がことごとく失点を重ね、金本監督は手の打ちようもなかった。「点が入るわな。下位打線に打たれたら」。投手の今永の2安打を含めて7~9番打者に8安打。連勝は3で止まり、4位に転落。指揮官の厳しい目は、お得意様・DeNAにパンチを浴び続けた投手陣に向いた。

 プロ2度目の先発のドラフト1位の馬場が3回途中を4失点で初黒星。「追い込んでからの勝負球を決めきれず、粘り負けて打たれてしまった」。金本監督は「(次回登板は)ちょっと無理でしょうね。何か光るものがあればよかったけど、見えなかったからね」と2軍降格を決定した。

 さらに、岡本、岩崎、望月とリリーフ陣も全員失点。今季ワーストの17安打を浴びたうえに、3発献上、2度の押し出し四球と締まらなかった。6回終了時点でリードすれば今季37勝1分けと絶対的な勝ちパターンを持ちながら、ビハインド時に敵の攻撃を止められない。今季10度目の2ケタ失点で、DeNA戦の4連勝もストップした。

 広島も敗れたため自力優勝の可能性の消滅は免れたが、14日から京セラDで、4勝10敗と苦手の広島との3連戦。激しいCS争いを勝ち抜くため、大切な戦いは続く。(長田 亨)

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