【楽天】則本公式戦最速157キロも後半戦初白星ならず

スポーツ報知

◆ソフトバンク2―1楽天(14日、ヤフオクD)

 先発した楽天・則本昂大投手(27)が、7回126球、6安打2失点と好投しながら後半戦初白星となる6勝目を逃し9敗目を喫した。

 初回の2失点が最後まで重くのしかかった。立ち上がりの初回、難なく2アウトを奪ったエースだったが、中村晃、柳田に連打を浴びて二、三塁のピンチを背負うと、フルカウントからデスパイネに先制の2点適時打を許し、「フォアボールをびびって、勝負しに行ったのが、ああいう結果になってしまった」と悔やんだ。

 「(状態は)悪くはなかったと思います」と右腕。かつて球宴で158キロ、オープン戦で159キロを記録したが、公式戦では自己最速に並ぶ157キロを3回にマークするなど、力強いピッチングを見せた。2回以降は140キロ台のスライダーやフォークなど速い変化球でソフトバンク打線を手玉にとって、追加点を与えることはなかった。

 だが、打線の援護に恵まれず9敗目。平石監督代行が「ボール自体は悪くはなかった。よく粘ったと思う」と評価したように、収穫のあったマウンドでもあった。則本は「また次にチームが勝てるようにしたいです」と気持ちを切り替えて、帰路についた。

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