【DeNA】横浜高校に続いた!筒香2戦連発&倉本9回V打

スポーツ報知

◆中日5―6DeNA(14日・ナゴヤドーム)

 勝負強さを見せつけた。倉本(09年卒)は一塁ベース上からベンチにド派手なガッツポーズを繰り出し、喜びをあらわにした。9回2死一塁。あと1球で敗戦の土俵際から連打で満塁。伊藤が同点の押し出し四球を選んだ直後の代打だった。

 1ボールから岩瀬の2球目のスライダーを振り抜いた。「いい場面で使ってもらって気持ちが入りました。ストライクは全部いこうと思っていた」。右前へ決勝適時打。ヒーローに輝いた。

 母校の甲子園での勝利が力になった。試合前、球場の食堂で横浜高の勝利を見届けた。「気にはなっていたし、頑張って勝ったのがうれしい。僕もいいところを見せたい」と横浜魂が燃えた。

 倉本だけではなかった。計4人の卒業生が勝利に貢献した。6回先頭、2戦連発となる24号の追撃ソロを放ったのは筒香(10年卒)だった。「9番・二塁」でスタメンの石川(05年卒)は一時同点のホームを踏んだ。筒香の代走として起用された荒波(04年卒)も、9回に生還した。

 地元の名門校からベイスターズに導かれた4人が躍動。筒香は「逆転で勝つと、チームも勢いに乗っていける」と5位からの逆襲に手応えだ。プロに入った先輩たちが、聖地で戦う後輩に頼もしい姿を見せつけた夜だった。(岸 慎也)

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