【日本ハム】村田が酒居との「大体大対決」を制し自己最多5勝目

スポーツ報知

◆日本ハム4―1ロッテ(15日・札幌ドーム)

 日本ハムの村田がロッテ戦に先発し、6回1/3を2安打1失点(自責0)。自己最多を更新する5勝目を挙げた。140キロ台中盤の手元で動くボールをコーナーに投げ分け、凡打の山を築いた。チームの連敗も2でストップ。首位・西武とのゲーム差を5に縮めた。

 同門対決を制した。ロッテ先発・酒居は大体大の7学年後輩。登板前日の14日は、後輩へ闘志を燃やしていたが「正直それどころじゃなかった(笑い)」。試合に入れば邪念は捨て、目の前の打者に集中。先発の役目をしっかりと果たした。年長者の威厳を示した右腕は「彼もいいピッチングしていたけど、とりあえず先輩が勝てたので良かった」と白い歯をこぼした。

 自己最多の5勝目も「勝てばキャリアハイになるので」と気にしない。「それよりチームが勝ったことがうれしい。やっぱり優勝したいので、まだまだチームのために投げたい」。33歳の苦労人が連敗を止め、首位・西武を追走する足掛かりを作った。

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