【日本ハム】母校に刺激 浅間V2ラン

スポーツ報知

◆日本ハム4―1ロッテ(15日・札幌ドーム)

 浅間は打った瞬間、高々と右手を挙げた。3回2死二塁。酒居の高めに浮いた131キロのフォークに反応した。観客の誰もが疑わない、文句なしの1号2ラン。「打った瞬間、入ったと思いました」。16年5月3日のソフトバンク戦(札幌D)で先頭打者アーチを放って以来の一発。今季5度目の先発で初めて1番に起用した指揮官の期待に応えた。

 母校の横浜高は甲子園で3回戦に進出。試合をテレビ観戦し「僕も頑張ろうという気持ちになりました」と刺激を受けた。自身にとって高校2年時の神奈川大会準々決勝で松井裕樹(現楽天)から放った右越えの逆転2ランが思い出の一打だ。それから5年。今では、口元にひげを蓄え大人の雰囲気を醸し出す22歳になった。昨年11月に受けた腰の手術で出遅れただけに「残りのシーズンにかける思いは強い。やるしかない」。落ち着いた口調の中に強い決意をにじませた。

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