【楽天】嶋、三好ら浪江町子供を楽天生命に招待

スポーツ報知

 楽天の嶋基宏捕手(33)、三好匠内野手(25)、育成・横山貴明投手(27)の3人が22日、福島・浪江町の小中学生3人をオリックス戦が行われる楽天生命パークに招待した。

 東日本大震災の翌年、2012年に楽天に入団した三好の発案で実現。「震災の次の年に入団して、チームの活動以外で東北の人に何かしたことがなかったのでなにかやりたかった」という三好の熱い思いに嶋と浪江町出身の横山が賛同した。小中学生3人と保護者、引率教員を含めた計9人を招待して試合前の練習中にはチームキャップやサインボールをプレゼントした。

 これまでも多くの社会福祉活動をしてきた嶋は「いつも僕1人で色々やっているけど、三好が『一緒に出来ることないですかね』と言ってきてくれたので。夏休みでいい思い出になってくれればいい」と話せば、三好も「笑顔になってもらえるようなプレーをしたい」と約束した。

 ファームでの練習のため球場に来ることの出来なかった横山も球団を通して「震災から7年たちましたが、浪江町は元の生活に戻れていないのが現状です。その現状を風化させないためにも、今回の招待で改めて皆さんに現状を知って頂けたらうれしいです。浪江町出身の選手として、浪江町の皆さんに少しでも勇気と希望を持って頂けるよう、僕も頑張ります」とコメントした。

野球

×