【オリックス】伏見、5年ぶりプロ2号「久しぶり過ぎて忘れました」

スポーツ報知
4回無死一塁、左中間に先制2ランを放つ伏見

◆楽天1―3オリックス(22日・楽天生命パーク)

 気迫あふれるスイングが白球を力強く押し込んだ。両チーム無得点で迎えた4回無死一塁。オリックス・伏見は古川の甘く浮いたチェンジアップを完璧に捉えた。「まさか入るとは。久しぶり過ぎて忘れました」。先制の2ラン。ルーキーだった13年8月3日のロッテ戦以来のプロ2号が、左翼席に吸い込まれた。

 東海大では巨人・菅野とバッテリーを組んだ捕手だが、打撃を買われ、今季は一塁での出場が続く。今遠征でも早出特打で福良監督から直接指導を受けた。「気にかけてもらっているし、期待に応えたい。どこで一本打てるかが大事」。本塁打は出ていなかったが、後半戦は3番や5番のクリーンアップを託されている。

 7月28日の日本ハム戦(札幌D)後に母校・東海大四(現東海大札幌)の野球部寮を訪れた。還暦を超えた寮監夫婦と再会し「後任がいるのかなという話にもなった。プライベートがなく、トラブルも多い。大変な仕事だよ」。恩人の支えがあって今があることを再認識した。

 チームの連敗を4でストップ。本塁打の感触を問われた伏見は「この前、一応、ファームで打ってるんです。2か月ぶりぐらいです」と笑いを誘った。(表 洋介)

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