【西武】山川、36号95打点の2冠王 140メートル弾に「大きいのを狙っていました」
スポーツ報知

◆ロッテ3―8西武(22日・ZOZOマリン)
山川のどでかいアーチが幕張の浜風に乗りながら、ゆっくりと左翼席へ着弾した。推定140メートル弾に「感触はよかったです。3点差がついたし、大きいのを狙っていました」と手応えを口にした。
7回、秋山の逆転打を口火に源田、浅村の適時打などで3点リードし、なおも1死一塁。相手を突き放す36号2ランをかっ飛ばした。初回にも先制の犠飛を放ち、これで95打点目だ。浅村の94打点を超えてリーグ単独トップとなり、「意識してないと言ったらウソ。刺激になる」。2人でシーズン250打点ペースだ。
8月9日、“ヤキュウの日”は結婚1周年の記念日だった。「向こうからは言ってこないから」と妻・麻衣子さんに何がほしいかを聞いた。それを受けて大阪遠征中だった山川は大阪府内の店を回り、「値段はけっこうしましたね(笑い)」という腕時計を購入し郵送で贈った。「これからもよろしくな」。当日は電話で感謝の気持ちも伝えた。
辻監督は7回の打者一巡の猛攻に「やられたらやり返す。6点返しだね」と笑みを浮かべた。山川は「(ZOZOは)やっぱり難しい。風を気にしないといけない。しっかり甘いところを仕留めないとね」と反省も忘れなかった。(小林 圭太)